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2011/08/12 (Fri) 刀剣手入れ油

先日の7日(日)の居合道大会で、刀剣の手入れ用油の講義が有りました、私は今まで、武道具屋さんから勧められたものを使ってましたが、皆さんの参考になればと思い、抜粋して書いておきました。


鉱物系、植物系 刀剣への使用
原油から精製過程で油脂と揮発油ができます。油脂は粘性があり潤滑油やワックス、塗料の基材となり、揮発油は燃料や溶剤となります。
呉工業が提携先の米国CRC社製5-56という潤滑油と有機溶剤の混合油を製造販売中。溶剤と油脂の性質を知っている人は万能油として扱いませんが、私たち一般人は万能油と信じたため溶剤が潤滑性能を損ないチェーン切れや軸受けのグリス切れ事故が多発しました。そのため呉工業では潤滑専用のグリスも販売するようになったらしいです。
潤滑剤としてスピンドル油があります。軽い機械の軸受けや精密歯車の潤滑用油です。戦争中は戦車や大砲、小銃の手入れ油として使用され、軍刀の手入れもスピンドル油が使われていたそうです。
現在は発ガン物質を除去した新スピンドル油が流通しています。1リッター1、000円くらいと安価なものです。

最近の博物館などは刀剣の手入れにシリコンを使っています、ある大手の刀剣商が鉱物油を推奨した影響と思われます。
現在刀剣手入れ油から丁子の表現が消えつつあります。鉱物油製は刀剣油や刀剣手入れ油と表示し、無色無臭のスピンドル油かシリコン油が使われています。
昔ながらの丁子油の丁子特有の匂いも現代人には不快と感じる人がいるようで、手入れ油の無臭化は定着してしまいました。
 
商品に丁子油と表示しているものにも2種類あります。
スピンドル油かシリコン油に丁子の精油を混合したもの、純粋椿油に丁子の精油を混合した2種です。
粘度の低いスピンドル油やシリコン油を使ったものは伸びがよく安価で、伝統を守る椿油系のものは粘りがあり高価という特徴があります。
確認できる限りでは堺の岡村平兵衛商店だけが古法どおりの商品をつくっています。
刀剣の手入れから寛永以来続いた丁子の匂いが消えることは武士の様式美が消えることです。
幕末期の武士は丁子油で髪を整え刀の手入れをし、明日をも知れぬ境涯を耐え抜きました。丁子は魔除けでもあったのです。京では武士からほのかに漂う丁子の香りを侍の匂いと言ったそうです。


丁子油について
 丁子は東南アジア原産で香りには鎮静効果があり、古くから公家や武家の間で身を清め邪気を祓う香料として珍重されてきました。
寛永の頃、泉州堺の岡村瑞碩がオランダ人から「らんびき」による丁子の精油抽出法を学び、成功したことから丁子油が一般化しました。揮発性の精油を不乾性の椿油に添加することにより生まれたのが丁子油と呼ばれる手入油です。
椿油は防錆と洗浄力に優れ、千数百年の昔から刀剣や武具の手入れ、髪油として利用されてきました。両者の混合は防錆、鎮静、無害にして清浄無垢という相乗効果を生み、危険を伴う刀剣の手入れ油として最高の条件を備えることになりました。寛永以来、丁子の匂いは武士の匂いと謳われ、刀剣手入れの定番となりました。
                                                                                  
岡村平兵衛商店は、19世岡村平兵衛は嘉永生まれの剣術家七北辰一刀流の皆伝を持つ。明治初頭にハンセン病の治療薬大風子油を家業の丁子油の製法をもとに製造し、自宅で延べ千数百名の治療をしたという篤志家である。
現在も日本で数少ない丁子油を大阪府堺で製造販売を続けている。(居合道大会油の知識より抜粋引用)

泰文堂HP販売 泰文社他



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